Yongnuo製 YN560-TXで簡単に光量コントロール。
先日紹介したYongnuo製 YN560 IIIは、それ単独でも便利なストロボなのですが、より快適にするのがこちらのYN560-TX。
YN560 IIIをワイアレスでコントロール
YN560 IIIとRF-603シリーズのワイアレスネットワークの中心にYN560-TXをすえることで発光量と照射角をワイアレスでコントロール出来るようになります。
グループは6つまで作れます。
上段の4つ並んだ一番左のボタンをクリックするとA・B・Cグループが循環で切り替わり、長押しでD・E・Fグループに表示が変ります。
出力を変えたいグループを選びMODEボタンをクリックすると、マニュアル・マルチ発光・オフへと切り替わります。
光量のコントロールは基本YN560 IIIと同じ
マニュアル発光の場合真ん中下段の
- 円形配列ボタン上をクリックすると+1/3段ずつ上がる
- 円形配列ボタン下をクリックすると-1.3段ずつ下がる
- 円形配列ボタン左をクリックすると-1段下がる
- 円形配列ボタン右をクリックすると+1段上がる
ZOOMボタンをクリックすると液晶の表示が変わり、各チャンネルごとに円形配列ボタンの上か右をクリックすると照射角が狭くなり、円形配列ボタン下を左クリックするとと照射角が広くなります。(写真撮るの忘れた!)
注意!買ってすぐには使えません。
それほど大げさなことではないのですが、コントロールを受ける側のYN560 IIIを登録する必要があります。そうじゃないと他人が勝手にいじれちゃいますからね。そんないたずらはちょっとゴメンです。
セッティングの手順
- YN560 IIIとYN560-TX両方の電源を入れてチャンネルを合わせる。
- YN560-TXの上段の4つ並んだ一番右と左隣のボタンを同時にクリック。
(あいだにACTって書いてあります) - YN560 IIIが反応すると液晶の表示が全表示するはずです。
- YN560 IIIの円形に配列されたボタンの真ん中をクリック。
チャンネルの変え方
上の写真のように液晶にGrが表示されていれば成功です。YN560 IIIのグループは上段の4つ並んだ内側の2つのボタン(あいだにGRPと書いてあります)を同時にクリックすると液晶のGrが点滅します。
- 円形配列ボタン上をクリックするとA→B→C→D→E→Fへ循環。
- 円形配列ボタン下をクリックするとF→E→D→C→B→Aへ循環。
- 円形配列ボタン左をクリックするとサブチャンネル?無印→1→2→3へ循環
- 円形配列ボタン右をクリックするとサブチャンネル?3→2→1→無印へ循環
このサブチャンネル的なのはなんでしょう?拡張用の隠しコマンドみたいなもの?私が機能を見つけられないのでしょう。いずれにしてもここが違ってるとうまく作動しないのでご注意ください。
やはり単三電池
高価だったり入手が比較的困難な電池だと困りますから単三電池なのはありがたい。管理する電池はなるべく安価で入手しやすい物で統一したいものです。
RF-603シリーズでシャッターが切れます
カメラのホットシューに装着しレリーズ端子とケーブルで繋ぐとRF-603シリーズでシャッターが切れます。なんだこれ!資産を無駄にしない素晴らしい発想。
もちろん逆でも使えます。その場合はRF-603シリーズをカメラのホットシューに装着してケーブルを繋ぐ必要があります。
(いすれの場合もホットシューに装着しなければ発光しません)
カメラのファインダーを覗かずPCのモニターを見ながらシャッターを切り、YN560-TXを手元に置いて光量をコントロールが出来これもまた快適。
ちょっと前まではeBayで頼んだほうが安かったけどAmazonでもみるみる値段が下がりました。
キャノン用はこちら
追記しときます
これにも技適の問題はあります。法律を守るのは当然のこと。
カメラとは関係ないけど技適を厳格に適用すると海外から持ち込まれた携帯電話はほぼ全て使えません。つまり外国人旅行者が自国で使っているiPhoneを日本に持ち込んでも使ってはいけないわけです。それが日本で売っているiPhoneと全く同じ仕様であっても。(厳密に言えば日本とシンガポールで売っているiPhoneはカメラのシャッター音が消せないくらいしか違いはない)
カメラ関連に話を戻すとこの実状にそぐわない状況を国が放置しすぎて国内のストロボ関連メーカーの競争力がどんどん奪われてしまってます。
法律をなんとかして欲しいとは思うものの、技適を撤廃すればYongnuoをはじめ中華製品のシェアが今以上に増えるでしょうね。だけどそれもグローバリゼーションってやつです。技適の足かせがなくなった日本のメーカーの逆襲を期待しております。
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